中~大型集塵機ではフィルターを上から抜きタイプWP型集塵機が主流です。WP型集塵機では、集塵機上はフィルター脱着のため排風機を設置することが出来ず、また、排風機は大型化する傾向にあるので集塵機の横に排風機を設置するのが一般的です。しかし、集塵機脇に排風機の設置スペースが必要となるほかダクトも長くなってしまう問題が生じます。
そこで、今回設置した集塵機では排風機を集塵機の上部脇に設置しました。排風機の設置スペースを削減した省スペース型となり、従来に比べ15~20%設置スペースを小さくできました。
また、集塵機と排風機がダイレクトに接続されるためダクトの圧損もほとんどなくなり性能面も向上します。さらに、騒音の元となる排風機を屋根上に置くことで地上面の騒音も軽減されます。
スペースが限られた場所に設置したい場合には有効な方式となります。ちなみに今回の集塵機(排風機)の能力は処理風量80m3/min、出力7.5kWでした。
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一般的なWP型集塵機の設置例 |
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